MACD – オシレーター系とトレンド系の両方の性質
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- 次はMACDです。
MACDは移動平均線※1と非常に似ています。
これはオシレーター系※2とトレンド系の両方の性質を兼ね備えているんです。
(⇒ MACDの計算方法はこちら)そして、個人投資家には人気の高い指標になっています。中には、この指標だけで売買している人もいるくらいです。
しかし、ディーラーさんなど、機関投資家の人たちからすると、
「MACDって何???」という感じなんです(苦笑)「MACDでの分析なんて、個人投資家が勝ってにやっているだけで、使えないよ」というのが彼らの意見ですね。
- へ~そうなんですね。でも、これだけで結果を出している人がいるというのもまた面白いですね。
津田さんとしては、このMACDはどうなんですか?
- いい指標だと思いますよ。私もちょくちょく見ています。
移動平均線の仲間なのですが、、単純な平均ではなく、指数平滑移動平均(EMA)というものを使っています。指数平滑移動平均は、普通の移動平均とは違って、直近のレートや値動きをもとに計算します。
もっと突っ込んで話をすると、通常、移動平均を計算するときは、例えば5日間の場合ならば、5日間の終値を足して、5で割りますよね。
- はい。そうですね。
- しかし、指数平滑移動平均の場合は、5日目の終値をもう一度プラスするんです。
- ほう
- そして、それを6で割ります。
より直近の値動きに応じた計算をしているということなので、最近の値動きに反応するのではないかという風に考えられています。
- こういうことですか?
指数平滑移動平均=(1日目の終値+2日目の終値+3日目の終値+4日目の終値+5日目の終値+5日目の終値)÷6
- そうです。
- ん~なんかすごい発想ですね。
- これを編み出した人は色々と試した結果、これにたどり着いたんでしょうね。
それでですね、MACDは「シグナル」というMACDの移動平均とともに2本の線で分析することが多いです。
それと、MACDのサインというのはそんなに頻繁には出ないですね。
ちょっとこのチャートをみてください。緑がチャート、赤がMACD、青がシグナルです。
これを見てもらったら移動平均線のサインと同じだというのがわかるかと思います。
2本の線がいったりきたりしている中で、
上から下に長期の線を短期の線が抜けたり(ゴールデンクロス※3)、
下から上に抜けたり(デッドクロス※4)しているところがサインです。気をつけないといけないのが、クロスは角度が非常に大事だと言われています。
緩やかな角度で、ゴールデンクロスとかデッドクロスをしたとしてもイマイチなんです。
角度が90度くらいであれば、すごく強い「売買サイン」なんです。
- では、10月のところは、ほぼ重なっているというか、角度はないに等しいですよね。
こういうのはイマイチなんですね?
- そうなんです。こういうのは全く無視ですね。
左のほうの白い○で囲ってあるところを見てください。
ここは下から上にすごく角度が激しいですよね。こういうところが狙い目です。
このゴールデンクロスで買います。これはスイングトレード※5向けなんですね。
「ドル円だけの取引しかしません」という人が知り合いにいるのですが、こういうのを地味にやっているんです。
こういう人達は、ず~~~っとず~~~~っと、このタイミングが来るのを狙って、それ以外は取引をしないと決めているんです。
- 手堅い戦略ですね。
- 移動平均線は過去の一定期間のレートの平均値をグラフ化したものです。 [↩]
- オシレーターとは「振り子」という意味です。ある一定の範囲を振り子のように推移する事からオシレーター系指標と呼ばれています。 [↩]
- ゴールデンクロスとは、期間の異なる長期移動平均線を短期移動平均線が下から上へ突き抜け交差する現象のことです。ゴールデンクロスの発生は今後のレートの上昇の前兆と言えます。 [↩]
- デッドクロスとは、期間の異なる長期移動平均線を短期移動平均線が上から下へ突き抜け交差する現象のことです。デッドクロスの発生は今後のレートの下降の前兆と言えます。 [↩]
- スイングトレードとは、数日から2週間程度で売買を完結する取引方法のことです。 [↩]
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