ボリンジャーバンド – 確率統計という視点
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- 今日はボリンジャーバンドから説明します。
確率統計という数学的な観点から、分析をするというものです。
- 「確率統計」と聞いた時点で、ちょっと拒否反応が…(汗)
- 難しく考えないでくださいね^^
例えば、クラスに30人の生徒がいて、数学や英語のテストをしたとします。
当然ですが、そのテスト結果の平均点を出すことはできますよね。
そういうのを全部集めて、標準偏差(σ=シグマ)という数値を出します。平均点から離れている数値、例えば100点の生徒や0点の生徒は、当たり前ですが、平均点を獲得している生徒よりも少ないですよね。このような平均からのばらつきを表す数値が標準偏差です。
下の得点分布表を見てください。

平均点-2σ~平均点+2σの間に全体の95.45%の人が含まれるわけです。
つまり、-2σ~2σの間に全体の95.45%のデータが入ります。
これがボリンジャーバンドで利用する“一番外側のバンド”になるんです。これ以上、細かく説明してもドンドンわからなくなっていくので、実際にチャートをみていきます。
(⇒ ボリンジャーバンドの計算方法はこちら)緑と青の4本のラインですが、1番上が2σ、2番目が1σ、3番目が-1σ、4番目が-2σという風になります。
「値動きが、だいたいこのラインの範囲内に収まっていますよ」ということを表しています。
- そうですね。そういう風になっていますね。
- それで、「これをどういう風に利用するの???」と感じると思います。
例えば、一番下の緑色の線から下にはみ出しているところを注目して欲しいです。
- 3月1日の131.96円のところですね。
- ボリンジャーバンドのラインからはみ出た場合、つまり平均値から外に出た場合は、平均値に戻ろうとする力がはたらきます。
この場合は値段が上昇するほうに戻っていくと予想ができるので、「買い」注文をいれます。
- なるほど。なんとなくわかってきました。
- 次に上にちょっとだけ出ているところがありますよね。
- ここで「売り注文」を入れます。いわゆる逆張り※1ですね。
あとは、順張り※2で使う方法もあります。この順張りの場合ははみ出した方向にそのままのっていくというものです。私の個人的な意見ですが、ボリンジャーバンドは「片張り」、つまり「ドル/円だけを買いますよ~」とか「売りますよ~」という場合に関しては、あんまり信用していないんですよね…
- なるほど。
- レンジ相場のところですね。
- はい。
「ボリンジャーバンドはレンジの中で威力を発揮する」といわれて言われているんです。
この場合でしたら、下のボリンジャーバンドの線にあたったときに「買い」注文をいれて、上の線にあたって、下がりはじめたら「売り」注文をいれます。
実は一番よく使う手がこれなんです。こういう動きにボリンジャーは適しているんです。
- なるほど~
- だから、順張りでボリンジャーバンドを使うとしたら、一番上の線より上に抜けて、上昇しているところがあるんですが、ここで「買い」注文を入れるのはアリですね。
しかし、繰り返しになりますが、私はあんまり使わないですね(苦笑)
- なるほど。
- もう一度このチャートをご覧になってください。
私が一番使うのは、○しているところがあるのですが、ここなんです!
この箇所はボリンジャーバンドが、「キュウ~」っと収縮しています。
このように収縮したあとは、「上昇もしくは下落のどちらかの方向に解き放たれる」という性質があるんです。
- へ~
- 1つ目の○のほうは、収縮してから、下落相場になっています。
なので、収縮しているときに、「買い指値注文」か「売り指値注文」をいれておくんです。
そうすると、どちらかに引っかかります。片張りでボリンジャーを利用するならば、こういう使い方ですね。
- なるほど。2つ目の○の部分でも同じように、「買い指値注文」か「売り指値注文」を入れておけばいいということですね。
- はい。
ボリンジャーバンドは以上になります。
- テクニカル分析※3でこのボリンジャーバンドだけに特化して利益を出しているトレーダーの方はいるんですか?
- ボリンジャーは組み合わせで利用している人が多いですね。
例えば、ドル/円でしたら、一日の値幅は1円くらいです。
そこで、ボリンジャーを起動させて、上でも下でもいいので値幅が1円以上動いたとすると、それ以上、その方向に値段が動くことはないという仮説が立てられます。ということは、逆方向に動く可能性が大きいかなと思います。
- 逆張りとは、トレンドの転換を狙って、現在のトレンドと逆の方向に売買する方法です。 [↩]
- 順張りとは、現在のトレンドに従って売買する方法です。 [↩]
- テクニカル分析とは、過去に発生した価格や出来高等の取引実績の時系列パターンから、将来の取引価格の変化を予想・分析しようとする手法です。 [↩]
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