両建て ‐ FX中級者以上のリスクマネジメント
この記事を読むのにかかる時間:約5分
- これから両建て(りょうだて)の解説をさせていただきます。
これはFX中級者以上にオススメするリスクマネジメント技術です。
初心者の方はまずは、自分で決めた損切りルールを徹底してください。ちなみに「両建て」はご存知ですか????
- ある通貨に対して、買い注文と売り注文の両方を同時にいれておくということではないでしょうか?
どっちに転んでも損しないようにポジション※1をとっておくという感じでしょうか。
そうすることで、例えばドル/円の値段が、上がったとしても、下がったとしても損はしないと思います。
- そういうことです。
同じ通貨、例えば、ドル/円に対して、買いも売りも両方のポジションをもつということです。これが両建てです。ここでは、スプレッド※2のことは脇に置いておいて、
同時に買いと売りを持ったら、どちらに動いても利益も損もでないですよね?
- そうですね。トントンですね。
- この両建ては、実はFX業界的にタブーなんです。
- え、なんでですか???
- 商品先物取引の業者によって、両建てが悪用されたことがあったからなんです。
- ほ~先物は何かと問題の多い業界ですね^^;
- 業者というのは、売買手数料で利益をだします。
先物業者の人が、お客さんに「この大豆、いいんですよ~」とすすめると、お客さんは買いますよね。
- はい。買いますね。
- そうしたら、意に反して、大豆の値段が下がってきました。
そうすると先物業者の人は、「大豆の値段が下がってきたので、両建てしておきましょう!」と言ってきたんです。
両建てですから、大豆の売り注文も出すわけです。
- なるほど。
- 「両建て」を巧みに使って、お客さんに売り買いを何度も繰り返させるわけです。
結局、お客さんは手数料がたくさんかかり、先物業者は手数料収入がどんどん増えていくわけです。
- へ~
- その結果、FXをはじめ、金融業会には「両建て」というものには、どうしても悪いイメージがあるんです。
しかし、「両建てをしてはいけない」という法的なルールも何もありません。
(イメージ悪いので、やる人は少ないですが)
イメージは悪いのですが、この両建てを利用することで、損切りと同様にリスクマネジメントをすることができます。
- なるほど。
- 例えば、ドル/円の「買い」ポジションをとっている時に、暴落が始まり値段が下がってきたとします。

この場合に、損切りをするのも一つの手段ですが、「売り」注文をし、両建てをすれば、損はこの時点でストップします。
- はい。
- この場合、買ったところから、両建てしたところまでの分が損失になります。
- はい。
- これをずっと続けていれば、売ったほうは利益がでていきます。
あるところで、この売り注文を決済すれば、利益が確定しますよね。
- はい。
- 後から詳しく解説しますが、急落した場合は、結構、反発してもとにもどるんです。
- 急落ってどれくらいですか?
- こないだあったのは、3円~4円ですね。ドル/円が、88円台まで下がって93円まで戻っていました。
こういうことがあるわけです。だから、損切りをするのもいいですけど、この両建てをつかって、例えば、88円で決済すれば、下がった分が儲かりますよね。この後、93円までもどっていますから、最初の買い注文の分は損もしていないし、得もしていないという事になります。
- なるほど~
でもそんなに上手くいくのかな(笑)
- (笑)
ここで重要なのは、「損を食い止める」ということです。
- もし、これが上手くいったら、すごく気持ちいいですね!
- 私もたまに決まりますが、「ヤッター!」ってなりますよ^^
- ちなみにこのケースは、PCの前に張り付く感じですか?
- そうですね。暴落がはじまった時などは、PCの前に張り付きますよ。
- ポジションとは、FXの取引において新規約定した後、その状態を維持している注文のことです。「買い」から入ったものを「買いポジション」、「売り」から入ったものを「売りポジション」と呼びます。 [↩]
- スプレッドとは、ある通貨を買うときのレート(買値(かいね)=Ask)と売るときのレート(売値(うりね)=Bid)の差のことです。これがFX業者の手数料になります。 [↩]
スポンサード リンク
«前のページ 損小利大とは? ‐ 最も効率の良い取引
両建てが出来るFX業者と出来ない業者がある 次のページ»
