FXペアトレード(さやどり)とは

この記事を読むのにかかる時間:約7分

  • これから、応用編・ペアトレード、さやどり1に入っていきます。
    これはかなりマニアックなトレード手法です。

    まずはこちらをご覧ください。
    http://money.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxcomchart.html
    上記URLの「豪ドル/円」と「ニュージーランドドル/円」にチェックを入れていただき、「描画する」をクリックしてください。

    するとこんな風になります。


    2つのチャートが重なってでてきますが、
    この間、つまり豪ドル/円とニュージーランドドル/円の差額を「さや」といいます。

    ちょっと極端な話をしますけど、1オーストラリアドル=80円、1ニュージーランドドル=75円だったとします。

    1NZドルを買って、1オーストラリアドルを売ったら、いくら儲かりますか?

  • 5円ですよね?
  • そうです。5円です。これがさやどりなんです。
    さやを抜くというのですけど、商売と同じです。「安く仕入れて、高く売る」

    それと同じ事を2つの通貨をつかって、やっていこうという事なんですね。

    例えば、この2つのさやがギュ~~~っと縮まった時に、仕掛けて、広がった時に決済すれば、利益は出ますよね。

    それをやっいこうという事なんです。

  • これはかなり上級ですよね?
  • かなり上級ですね。

    相関係数とかもでてくるんですよ。
    相関って意味わかりますか?

  • なんとなくわかりますよ。
  • 相関関係があるというのは、「2つとも似たような動きをするよ」ということです。
    一方が上昇すればもう一方も上昇するし、一方が下落すればもう一方も下落するし、、、
    相関係数というのは、エクセルを使えば出せます。それで相関があるかどうかをみて、次のステップにいきます。
    ペアトレードとはそういうやり方です。アービトラージ(裁定取引)ともいいます。

    ただ、このアービトラージは利益がかなり少ないです。

  • そうなんですね。
  • 普通に考えると、片張りで、「これから買いだ!」といって、バ~~っと伸びていったときに、一方では損をしているわけです。
    だけど、そのプラスとマイナスを引き算したときに、プラスが少しだけ残るというトレード手法ですから。

    だから、中には「どうして損をしないといけないんだ!」という人もいます。
    そういう人はもうやらないほうがいいと思うんですけど。

    ただ、リスクヘッジをしているので、すごく気分的にラクなんですね。
    売りと買いを同時にもつので、、、、「今だ!」と思ったときに売りと買いを同時に持つんです。
    そうしたら夜眠れます!

  • 両建て2とは違うんですか?
  • 両建てというのは同じ通貨ですね。
  • なるほど。
    今回は、オーストラリアドルとニュージーランドドルですもんね。
    さやどりに適している通貨というのは、隣り合った国の通貨のほうがいいんでしょうか?
  • まったくそういうわけでもないんですよね・・・
    ちょっと前までは、ユーロ/円と豪ドル/円にすごく相関関係がありました。
    しかし、ここ最近で相関関係が崩れています。

    相関係数の数値ですが、「0.8以上あると相関関係が高い」と言われています。ちなみに「1は同じ」なんで、意味はないです。

  • 0.8だとかなり相関性ありますよね。
  • オーストラリアとニュージーランドは0.9くらいありますよ。
    本当に同じような値動きをしています。
  • さやどりですと、大損したりはしなそうですね~
  • なので、慎重な人にはピッタリだと思いますね。
  • にもかかわらず、どうして市民権を得ていないんですか?
  • やはり地味だからでしょうね。正直言ってかなり面倒くさい手法です。
    コツコツやっていきますんで。
  • 僕にはそっちのほうが向いているかもしれないな~
  • 私も山田さんはそうだと思います。
  • このさやどりで、大儲けした人はいるんですか?コツコツ長者みたいな。
  • いると思いますが、表に出てくる人はいませんね~
  • なるほど。人には言いたくないですもんね。
  • 「ほとんどさやどりしかやっていません」という人もいると聞きます。
  • 津田さんのまわりは津田さんだけなんですか?
  • そうですね。皆にすすめてもあんまりやらないですね。
    理由は地味で面倒くさいからです。

    あ、1名年配の方でいらっしゃいました。

  • うまくいっていますか?
  • 調子良いみたいです。さやどり(アービトラージ)を絶賛していますね。
  • へ~
  • キャピタルゲイン(為替差益をとる方法)とインカムゲイン(スワップを稼ぐ方法)があるんですけど、
    この場合でいくと、さっきの政策金利をみたら、オーストラリアドルを買って、ニュージランドドルを売って、ず~~~っとほったらかしておいたら、1%くらい入ってきますよね。

    こういうことを長期でしている人もいますね。

  • なるほど。
    さやどりはFXでは市民権を得ていないということですが、他の金融商品の場合はどうなんですか?
  • 株の場合は、「裁定取引」といいます。でも、地味なんであんまりやらないみたいですね~
    FXや株式に限らず、地味なものは皆やらないですね~
    表にでてきていないだけかもしれませんけどね~
  • この「面倒くささ」というのはいい参入障壁になりますね。
  • フリーランチって言葉がありますよね。
  • なんですか?それ。
  • 金融用語なんですけど、「タダめし」という意味です。
    例えば、「12時~13時の間にセブンイレブンにいったら、弁当がタダでもらえる」という情報がはいってきたとします。
    そうしたら、皆いきますよね。
  • もちろん行きますね。
  • でも、行ったときにはもう弁当は無くなっている可能性大ですよね。
  • 競争激しいですもんね。
  • これをフリーランチといいます。
    しかし、もし、人がほとんどいないところにあるセブンイレブンに弁当をとりにいったら、もしかしたらあるかもしれないですよね?
  • 確かにそうですね。
  • なんで、そこに弁当があるかというと、遠いから皆行かないんですよね。
    ここが重要なんです。
    フリーランチがあるのに、すごく面倒くさいから皆やらないんですよ。
  • これは商売など色々なことにつながりますよね。
  • 面倒くさいことはお金になりますからね。
  • 「テレアポ200件すれば、必ず売上あがる」という愚直さにも通じるな~
  • 地味なことは皆やらないんですよね~
    私のまわりのトレーダーさんでも知っているのにやらないですからね。なんでかな~?と凄く思います。
  1. 「さやどり」とは、株式市場において市場平均値(日経平均等)より割高な銘柄を「売り」、市場平均値より割安な銘柄を「買い」として、これらを同時に仕掛け、また決済も同時に行う売買手法です。アービトラージ(裁定取引)ともいいます。 []
  2. 両建てとは、同じ通貨ペアで買いと売りの両方のポジションを持つことを言います。もし、同額の会と売りのポジションを持った場合は、片方の利益が片方の損失を打ち消すことになるので、相場がどう動いても損益はポジションを両方建てた時点で固定されます。つまり、損失をそれ以上出さずにすむという状態になります。 []

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